亡くなった父親の愛人や幽霊までも住んでいる花桃館の住み込み大家になった40過ぎの独身女性・茜を主人公にした物語。
ともかく中島さん。何が、とか、どこが、を指摘する力など私にはありませんが、何やら中島さんらしい雰囲気が満載です。どこかノスタルジックで、どこか薄曇りのような雰囲気。そして独特のユーモア。
スラップスティックとかナンセンスとかの爆笑では無く、表面ではクスクスとした笑いなのですが、内面で哄笑。なんとも上手い作家さんです。
読書状況:読み終わった
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一般
- 感想投稿日 : 2014年7月10日
- 読了日 : 2014年7月10日
- 本棚登録日 : 2014年7月10日
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