立証責任〈上〉 (文春文庫)

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本棚登録 : 90
感想 : 10
4

重厚なミステリーです。
一人称小説では無いのですが、ほぼ主人公の視点から物語りは描かれます。その結果、色々なところでミスリードをさせられますが、不愉快な感じは有りません。謎解きと言うより、心理ドラマ的な要素が多い作品ですから。
どうもトゥローは法廷物のイメージが強いのですが、この作品では法廷シーンは余り出てきません。しかし、良くあるように主人公が探偵みたいに動き回るようなことは有りません。あくまで弁護士として、それも良心的な弁護士として活動します。弁護士の倫理や制約が良く判り、なかなか興味深かったです。検事の女性のキャラクターも素敵でしたし。
それにしても、この弁護士、ちょっともてすぎです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2017年11月8日
読了日 : 2004年10月4日
本棚登録日 : 2017年11月8日

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