新フォーチュン・クエストII(1) 僧侶がいっぱい!<上> (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2013年4月10日発売)
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本棚登録 : 193
感想 : 15
3

先月発売されていたことを水曜に知り、Amazonさんでポチり、翌日コンビニで払い込みを済ませ、金曜日夕方に漸く出荷され、土曜のお昼に届きました!!

これまで入金した翌日に届くのが当たり前だったので不安になりましたが、お急ぎ便の利用が増えていると言うのもあるんですね。なるほど。

さて、新章って言うんですか。ここへきてシリーズタイトルにⅡがつきました!!

まあでも読んでみるとこれまでと内容は変わらないと言うか、前作からの流れで読めます。新大陸での冒険その2ですね。

このところのFQは私が大人になってしまったからか、少し物足りなさがあったのですが、今回は久々にワクワクするものになるかも知れない、と言う予感はありましたね。

クエスト自体の質って言うんでしょうか。

これだけ長く続いたらそりゃ大変だと思うんですが、このところのFQは冒険中の熱くワクワクする感じ、薄れてたと思うんです。どちらかと言うとゲーム性が強かったり、ゲストキャラの力で呆気なく終了したり。え!これでおしまい?!みたいなね。

デュアンと比べてこちらは冒険<キャラたちの生活感を楽しむシリーズではあるのですがね。やはり本作もまるで旅行エッセイを読んでいるかのような気分にさせてくれましたし。

共感と馴染みやすさはやっぱり素晴らしい。

ただちょっと、年のせいかパステルにもうちょっとしっかりしてくれ、と思う面も増えたけど、そうなったらなったで展開が面白み無くなってしまうのかな。迷子率の高さとかね!まあ私も方向音痴なんでわかるけど!あれは直らない!

今回のゲストキャラはサブタイトルからもわかるように、僧侶!!
パーティと行動を共にすることになる“~ッス”口調の青年ペペスと、完全なるクーデレ風解呪師美女のカルカル。

カルカルさん、ちょっと雰囲気がデュアンシリーズのルルフェとダブりますが、好きなタイプのキャラになって欲しい…!!
基本ああ言うキャラ好きなはずなのに、私がアニエス推しだったばっかりにルルフェは嫌いになってしまったので。カルカルさん、お願いします。

今回あまりキャラクターたちの内面的な変化など見られませんでしたが、これまでより前向きに?こう、アグレッシブに…向上心に目覚めた感はありますね。

あと、ノルがいつもより長く喋ってたのが新鮮。未だにノルは私の中で口調など定まってません。同じ仲間でも気を遣う相手、みたいな存在。
いい人ってそうなんだよね。大人になってから出会った相手って大体そうだけど。

本編短く感じたな~!
すぐ読了してしまって、読んでる最中から“もうこんだけしかない…”って。

モンスターポケットミニ図鑑からのあとがき、広告が結構頁ありますので!
次はいつ発売かなぁ。

ストレスフリーで読める本作。
電子書籍化も進んでいるようなので、暇な時など初期作から辿るのもオススメ。

そろそろルーミィの一族と、シロちゃんの成長期?に関する進展が見たいなー。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ライトノベル(日本女性作家)
感想投稿日 : 2013年5月12日
読了日 : 2013年5月12日
本棚登録日 : 2013年5月12日

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