行った気になる世界遺産

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本棚登録 : 699
レビュー : 37
著者 :
yumiさん  未設定  読み終わった 

鈴木亮平さんの絵と文章の才能と、そのキャラクターのチャーミングさに驚きの連続の1冊。30もの世界遺産の絵とそれにまつわるストーリーは、まさか創作とは思えないほど。もう本当に生きている間に出来ることなら全部行ってみたいと思えた。
パラオやウズベキスタンなど、以前から気になっていたところは更に行きたくてうずうずしたし、今は既にISに爆破されなくなってしまったパルミラ遺跡のストーリーについての巻末の解説には胸が痛みました。
ワルシャワの旧市街のエピソードには、涙がこぼれそうに。

彼の抜群の想像力による創作の旅行記の後には巻末にまとめて分かりやすい解説があり、そこではクスッと笑ったり胸が痛んだり。
あとがきも心に響きました。

巻頭に「この旅行記は、フィクションです」と書かれているのですが、1番最後のクレジット(?)ページには、
「*この本は小社刊の雑誌『プラスアクト』における鈴木亮平さん連載『行った気になる~~』を加筆し、~~~「あとがき」等を加えたものです。
*実際の旅行記ではないため、妄想部分が多々含まれます。*掲載した世界遺産は実在しますが、記述については行ったことのない鈴木亮平の想像によるものです。」
と、しれっと大真面目に記載されていて最後の最後まで楽しい本でした。
我々の閉塞感を優しくふわっと和らげてくれ、想像の翼を広げてくれた良作でした。

レビュー投稿日
2021年1月15日
読了日
2021年1月18日
本棚登録日
2021年1月11日
7
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