にょろり旅・ザ・ファイナル 新種ウナギ発見へ、ロートル特殊部隊疾走す!

著者 :
  • 講談社 (2013年12月12日発売)
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感想 : 15
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(No.14-7) ノンフィクションです。

この本が出版されたのは昨年暮れですが、雑誌への初出は2011年5月~2012年2月。
2007年から3年、3回に及んだフィリピンでの新種のウナギを発見する調査の様子です。

そういえばいつだったか新種のウナギ発見!のニュースを見た記憶が・・・・。
もうそんなに前になるんだと感慨深い。
ニュースを見た私は「へ~っそうなんだ」と思った程度でしたが、その成果を得るためにこんなに大変だったんですね。

私は「アフリカにょろり旅」「うなドン」を読んでいるので、会ったこともない青山さんに親近感があります。
以前太平洋で塚本教授率いる調査隊の様子をレポートしたテレビ番組で、少しだけ青山さんが写っていて「この人なんだ!」と、とっても嬉しかったです。

地球上に存在するウナギ全18種を採取した塚本チームが、なぜ今さら「にょろり旅」を再開したのか?
それは・・・採取したウナギのレセプトファルス(つまりウナギの赤ちゃん)のなかに、今まで知られていない遺伝子をもつのがいたから!
もう70年も新種のウナギは見つかっていなかったのに、本当に新種はいるのか?今後のことを考えても、なんとしても親ウナギを見つけなければ。
各種情報を検討の結果、親ウナギが生息するのはフィリピンの可能性が高いと推測。にょろり旅が始まったのです。

以前の旅と同じようでいて、でも違うことが多い。青山さんたちはそれぞれ年齢を重ねているし、世界的に動植物の採取への権利意識が高まり、前みたいに行き当たりばったり的なことが出来なくなっている。
経験で補えること、逆に困難になっていること、そしてよくもまあそんなことをやるなあというお馴染みのびっくりさ加減が満載。

読んでいて何となく感傷的になってしまうところもありました。もうこんな無茶をやる人達はこれからいないんじゃないか?なんて思ったら、あらら跡継ぎになりそうな学生さんもいるのね!

ものすごい経験を、楽しく読ませていただきました。ありがとう青山さん。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2014年3月15日
本棚登録日 : 2014年3月15日

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