王朝序曲 下 (角川文庫 な 6-5)

著者 :
  • KADOKAWA (1997年2月1日発売)
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感想 : 16
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平安時代は桓武天皇が都を平安京に定めてから、と思いがちだけど、そんなにすぐには時代は変わらない。帝王の独裁から、嵯峨天皇と藤原冬嗣のコンビによってゆるやかに、「権威と権力が分割されながらも密着していく」、我々のイメージする「平安時代」に移行していくさまが描かれていておもしろかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年2月21日
読了日 : 2022年2月21日
本棚登録日 : 2022年2月21日

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