高知での高校時代いろいろあった杜崎拓くんと武藤里伽子ちゃんは、ともに東京の大学生。
別々の学校に通っているけれど、偶然パーティーで再会してから(このあたりがバブル世代!)なんだかんだで再び会うようになって、結局はカップルになりそうなところで終わっていました。
杜崎くんにつきまとう不倫をしている上級生美女とかがかき回して、雨降って地固まるって感じだった。
最後まで里伽子ちゃんはワガママだったけれど、少しは成長しているようだし、杜崎くんはかなり大人なキャラ。
自分と違った直情径行の里伽子ちゃんを、困りつつも守ってやりたいと思っているみたいでした。
まぁ、青春だよ。
アイがあれば、なんとかなるもんだよ。
さすがは氷室さん的な読みやすく奥深い文章に最後まで楽しく読むことができました。
なんだか読んでスッキリするお話だったよ。
こういう時代を誰もが経験しているようでしていない、でもやっぱり既視感を感じてしまう青春物語でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年9月20日
- 読了日 : 2016年9月20日
- 本棚登録日 : 2016年9月20日
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