津軽 (新潮文庫)

3.66
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本棚登録 : 2018
レビュー : 188
著者 :
edogawaさん  未設定  読み終わった 

「なぜ、旅に出るの?」「苦しいからさ」で始まり、自分の気持ちの説明は気障で文学的虚飾であるから何も言いたくないと前置きしながら、紀行文では気持ちの説明だらけ。調べるとたけとの再会の場面等々脚色も結構あるらしい。で、ラストが「私は虚飾を行わなかった。読者をだましはしなかった。さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」で終わる。全体を通して昭和19年とは思えないほのぼのさがある。太宰を読むのは学生以来だが、やはり上手い。で、こんなに明るくて、正直で、ユーモアたっぷりの作家だったという事に驚き。

レビュー投稿日
2012年9月9日
読了日
2012年9月9日
本棚登録日
2012年9月8日
4
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