事件の1週間前の対談らしい。三島の「その後」を知った上でこれを聞くと非常に感慨深いものがある。相対主義による堕落を嫌悪し、絶対的なもの(封建or天皇)を志向する気持ちは分からないでもないが(「自民も共産も同じですからね」という台詞が印象的)、明治維新と敗戦を経験し、更には311を経験した無常観がベースとなっている日本人の心情に「絶対的なもの」を求めるのは無理があるような気がした。
「(戦後生まれの)今の子供たちは全く理解できないね」といわれた世代も65歳。世代間ギャップはいつの世も同じだなと思わせる。
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- 感想投稿日 : 2013年12月18日
- 読了日 : 2013年12月18日
- 本棚登録日 : 2013年12月15日
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