ヘーゲルを好意的に解釈しつつ、結局は副題通りの自己啓発本になってしまった印象。でも副題には間違いがなく、よくもわるくも著者も大人になり、ヘーゲルも大人に成長したということになるのだろうか。内容的には噛み砕きすぎて、著者の主観がかなり入り込んでいる印象。
大人になりすぎたヘーゲルがかいた『法哲学』は当事の時代状況としては仕方なかったのかもしれないが、やはり批判されるべき著作だとは思う。これじゃ、御用学者と言われても仕方ない。
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- 感想投稿日 : 2017年8月3日
- 読了日 : 2017年8月3日
- 本棚登録日 : 2017年8月3日
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