白洲次郎 占領を背負った男

著者 :
  • 講談社 (2005年7月22日発売)
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2014.0819
「ブレない人間は格好いい。そのためには自分の生き方の「軸」を持っていないといけない。」白洲次郎は、この言葉を「プリンシプル」と口癖のように表現していたそうです。
「筋を通す」
人に好かれようとして思って仕事をするな。
むしろ、半分の人には嫌われるように積極的に努力しなければいい仕事はできない。
今の若い人に足りないのは勇気だ。「そういうこと言ったら損する」ってことばっかり考えている
自分よりも目下と思われる人間には親切にしろよ。
人事を握ろうとする人間の目的は、それをテコに自らの勢力を伸張させようというものだか、白州次郎の場合、「仕事を成功させる為には誰がベストなのか」人事の判断基準はこの一点のみ。
人事権を握って君臨しようなどとは毛ほども思っていない。その証拠に次郎は仕事が成就するといつもその職をさっさと後進に譲っている。彼の生き方が実に格好いいのはここに理由がある。
生涯自分を誇ることを好まなかった。
「すみません」はダメだ、「ありがとう」と言え。
すぐ謝るな。謝るのは本当に申し訳ない、他人に迷惑を掛けた時のみ。悪くないのにすぐ「すみません」と言うな
人様にしかられたくらいで引込むような心臓は、持ち合わせがない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: リーダー
感想投稿日 : 2014年8月17日
読了日 : 2014年8月19日
本棚登録日 : 2014年8月17日

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