暗号の様々な種類、遍歴や暗号がどのように歴史に影響を与えたかについてドラマチックに描かれている。
カエサルのガリア遠征、スコットランド女王 メアリー処刑、フランスの鉄仮面、ドイツのエニグマなどなど歴史と暗号には深い関わりがあったのね。
暗号を解説するための数学的な記述の所では心が折れそうになったけれど、19世紀になって、電子技術が発達し、エニグマが開発されたあたりの記述はとてもワクワクした。
最後のエニグマを解読したアラン・チューリングの顛末があまりに悲惨で考えさせられた。偉大な科学者で、その後も多く活躍することができる才能があっただろうに……
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
科学
- 感想投稿日 : 2014年7月20日
- 読了日 : 2014年7月13日
- 本棚登録日 : 2014年7月20日
みんなの感想をみる