五感のうち視力以外は持っていない探偵・日暮旅人。
目に見えないモノを視ることができる彼は、人の声も視えて理解することができるらしいのだが、その辺のイメージは掴みにくい。
触感がないために、家事がほぼできないという欠点があるものの、他はとくに問題なく生活できているらしいのも、どうなんだろうと首を傾げる。これからもっと描かれていくのだろうか。
なんとなく、ほわんとしたイメージのある旅人。
お人よしで、自分よりも他人を優先してしまうタイプ。
そんな彼を山川陽子が「馬鹿じゃないの」と叱る場面があるのだが・・・ちょっと言いすぎなようにも感じ、このときから彼女が少し苦手になった。
物語終盤、旅人の謎が垣間見える。
彼は何を探しているのか。なぜ素性を隠しているのか。
気になる終わり方であった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日常の謎
- 感想投稿日 : 2012年12月3日
- 読了日 : 2012年12月1日
- 本棚登録日 : 2012年12月3日
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