夫婦とはいったい何であろう。個と個が日常的にはその役割を担いつつ、深層ではせめぎ会う葛藤が生じる関係だ。夫亡き後、曽野追慕を丁寧に行うことで自分を再発見していく。
それまで文章とは無縁だったとは思えないほどに明晰で美しい日本語が紡ぎだされる物語。
事実の記述もあろう、しかし物語として昇華したエキスが素晴らしい作品となっている。
読書状況:読み終わった
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エンタメ
- 感想投稿日 : 2013年1月18日
- 読了日 : 2013年1月18日
- 本棚登録日 : 2013年1月18日
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