ある少女にまつわる殺人の「告白」。
最近流行ってる形式なのかなと思ったが湊かなえに負けないくらいの話題作 ?
長崎のある少女への虐待事件から起きた悲しい事件をめぐり、関係者たちがインタビュー形式で当時の事件の裏側を告白、真相の錯綜、そして事件の、本 当 に 、悲しい実態が明らかになっていく。
児童虐待というただ重いテーマだけではなく、加害者と被害者の悲しい関連性や、周囲の人間で被害者を助けることができなかった人たちの後悔の念などよく斬り込んで描かれていると思った。児童福祉の実態を表しているだけでなく、現場の切羽詰まった感じがとても伝わる。
入江くんぐらい報われたっていいのに!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年6月12日
- 読了日 : 2012年6月12日
- 本棚登録日 : 2012年6月6日
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