プラネタリウムのふたご

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本棚登録 : 1092
レビュー : 250
tomoeさん 小説・物語   読み終わった 

「だまされる才覚がひとにないと、この世はかさっかさの世界になってしまう。」

この地球の北半球のどこかのちいさな村。
星の見えないこの村のプラネタリウムに捨てられた、銀髪のふたごの物語。

久しぶりに「純文学」と思われるものを読みました。
初めは、子供向け?と思ったけど、しっかりとオトナ向けのメッセージが
含まれた、ステキなファンタジーでした。
内容はぜんぜんファンタジーではありません。魔法も不思議な出来事もないし。
でも、ふたごのテンペルとタットルやその他の登場人物たちの優しい気持ちや プラネタリウムという場所、田舎の村の情景描写・・・
まるで気持ちよく魔法にかかったような気分にさせてくれます。

その上での、冒頭の一文。
すぅっと沁みました。

他にもたくさんステキな言葉が散りばめられていましたが、
私にはこの一文が一番キました。

ちょっと厚めの本ですが、優しい気持ちになれるオススメの一冊です。
「童話物語」と並んで、何度も読み返したい本になりそうです。

レビュー投稿日
2010年4月30日
読了日
2010年4月28日
本棚登録日
2010年4月28日
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