センセイの鞄 (文春文庫)

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本棚登録 : 7153
レビュー : 1105
著者 :
トモヒロさん 川上弘美   読み終わった 

川上弘美さんの描く恋愛は、ただ幸福というよりは、どうあがいても払拭しきれない寂しさ(それは、男女関係だったり、もっと大まかな関係性だったりするかもしれません)がいつも潜んでいるように感じます。
たとえ燃えるような恋をしても、たとえ徐々に関係を深めて行くような静かな恋をしてたとしても、人生のどうしようもない寂しさはたとえそれが一瞬であったとしても消し去ることはできない、そんな人生の「どうしようもなさ」を川上弘美さんはいつも描いている気がします。
知人の女性はこの作品を「色っぽいよね」と評していましたが、そんな人生の「どうしようもなさ」こそが、人生の色気や艶やかさなのでしょう。

レビュー投稿日
2015年2月22日
読了日
-
本棚登録日
2015年2月22日
4
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