仮面の告白 (1950年) (新潮文庫)

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感想 : 21

これもまた、ハタチ前後に読みました。
いろんな方の処女作を読んだ時期があります。

三島アレルギーではなかった私は続けて三島作品
金閣寺やその他読んでみました。

小説家文筆家としての三島に
いろんな批評や推薦文があります。

そういう風に解釈するのだなと
真面目に研究者の説を受け止めていました。

そして「新奇性」から話題性こそ小説家にとって必要なことだと思いました。

世の中には
耽美派(唯美派)と呼ばれる作品が数多くあります。
山田詠美もそんな感じかな
辞書には「美を最高の価値として、ひたすらその世界に心を傾け陶酔すること」とあります。サディスティックとか性的嗜好も、それが美と思う人たちには美の追求であるし、おのおの美意識が異なるのだけれども、批評家はひっくるめて唯美派ですねと言うのです。
美というものがいかに複雑か、多様か、人それぞれかを知った作品です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年10月13日
読了日 : 2018年10月13日
本棚登録日 : 2018年10月13日

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