「同じ人々が、同じ会社で、同じような行動パターンを続けていて、果たして会社を変えることができるのか」という幕開けが刺さる一冊。「V字回復の経営」からリファレンス。
人の本能として、物事をパターン化して効率化を図る「自己組織化」という性質がある。これが人および組織の変革を妨げたり、全てが計画化されていないと動き出せない状態の要因になり得る。一方で自己組織化の性質を知り、戦略的にこれを利用することができるという、特に本書の前半部分は物凄く腹に落ちるとともに、多くの人に知って欲しいと感じました。
上記前半部分を受け、変革することを前提に、変化の数値化や変化する目的の合意を組織的に展開する技術が淡々と、しかし分かりやすく述べられており、丁寧な構成だと感じました。
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- 感想投稿日 : 2013年9月11日
- 読了日 : 2013年9月11日
- 本棚登録日 : 2013年9月11日
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