
マンガを「連続的芸術」と位置付けて、マンガがどの様に人に作用しているかを分析する一冊。著者はアメリカ人の漫画家。こんなに理屈っぽいオタクは初めて見たぜーw
古くはタペストリーと呼ばれる遺跡から連続的芸術の追求は始まっており、画家バウル・クレーをして「芸術とは見えるものを再現するのではなく、見えるようにすることだ」として漫画の擬音や風景に溶け出す模様など、マンガの進化を説明している。
特に、コマとコマの間を人間の想像力がどの様に補っているか、また、途中から一部始まるカラー刷りでの色の効果の説明部分が特に面白かった。
ハイコンセプトからのリファレンス。
- レビュー投稿日
- 2014年3月6日
- 読了日
- 2014年3月6日
- 本棚登録日
- 2014年3月6日
『マンガ学―マンガによるマンガのためのマンガ理論』のレビューへのコメント
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