短篇の中では「冬薔薇」が一番好みだったなぁ……。
なんというか、旧家の醸し出す不気味さと、それからあの、なんともいえない二人の邂逅。
違う短編集にも収録されていた「骨董屋」がこちらにも収録されていて、もう一度読んだけどこれは面白くて好きだ。
最後に来るぞくっとした怖気のようななにかが好きだ。
概略
ミナガワ魔界の深奥には、いつも独りの少女がいる。
霊媒となった少女たちを待つ残酷な運命(「巫女」)。過去の自分からかかってきた深夜の電話(「夜の声」)。
少女と女流画家の世にも奇妙な愛欲地獄(「幻獄」)他、厳選された6篇の怪異譚を収録。
時間の罠、分身、終わりのない悪夢、悪意と奇想に満ちた少女ホラーの集大成!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年8月24日
- 読了日 : 2011年8月24日
- 本棚登録日 : 2011年8月24日
みんなの感想をみる