予想外の読後感。一見ポエジーなフレーズが連なり、とある男女の一編の恋物語ふうになっていて、でも書かれているテキストは重ね言葉のようなものだから、笑い飛ばせば良いと思ってたのだ、読む前は。
ところが、当たり前であるが故の能天気さが、予想外に自分の心を軽くしていく不思議。元々悩みのない人だけど、たまにあるしこりすら吹き飛ばすような。
まぁお笑いを見て気晴らしするのに近い感覚だし、言葉好きゆえの感じ入りかもだが、この軽やかさが心地よかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年5月25日
- 読了日 : 2017年5月17日
- 本棚登録日 : 2017年5月25日
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