極短い物語の中に人生の根本問題を問うた本。
他の著書でも南先生が生涯の問題として挙げている事柄に対して、少年の形で思い悩み、老師の形でなんとか答えを出そうとする。
よくこの短い話の中にエッセンスを詰め込めたものだと驚く。
覚えておきたいなと思ったのは以下2つ。
「あらゆる欲望はこの世界に自分が受け入れられて根拠を求めるものだ。だからそれを断念せよ。」
「何を選んでも良い。その中で生きることを選んだのであれば、その選んだ生が善なるものである事を願う」
「器を作れ。困難な仕事だ。それを何度も磨く。・・・それでも、最後まで生を飲み干せ」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2025年3月23日
- 読了日 : 2025年3月23日
- 本棚登録日 : 2025年3月23日
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