料理は知識が9割 (オレンジぺージの学校)

  • オレンジページ (2025年2月4日発売)
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料理のレシピではなく、どのように料理を「設計」していくかについて述べた本。

レシピ本を見て美味しい料理が作れても、それはコピーであって基礎が身に付いているわけではない。
基礎を身に付けるには経験のみならず、知識が重要である。
その知識は料理の「美味しい!」の構造を知る事から始まる。

なぜ、その料理はおいしく感じるのか?
逆になぜおいしく感じないのか?

(理系であれば生涯問いかけられ続ける)科学的なぜ?の問いかけが為されていく。

おそらく料理理論の入り口にあたるような本であると思うから、これだけで良いとは言えないと思うものの、気づくことも多く、面白い本だった。

気になったキーワード
・旨さは 旨さの量×味の特徴×風味×食感×温度
・味の特徴は 甘味、酸味、苦味、辛味、渋味
・温度が味の特徴に影響する
・うまみの種類と重ね合わせ
 グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、コハク酸
・おいしく感じる塩分濃度は0.7~0.9%
・どこをどの温度にしたいかを意識する。
・料理は理想とする味を決める、どこで「旨味」を出すか考える、調理法を考える。 で考える。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2025年2月15日
読了日 : 2025年2月15日
本棚登録日 : 2025年2月15日

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