料理のレシピではなく、どのように料理を「設計」していくかについて述べた本。
レシピ本を見て美味しい料理が作れても、それはコピーであって基礎が身に付いているわけではない。
基礎を身に付けるには経験のみならず、知識が重要である。
その知識は料理の「美味しい!」の構造を知る事から始まる。
なぜ、その料理はおいしく感じるのか?
逆になぜおいしく感じないのか?
(理系であれば生涯問いかけられ続ける)科学的なぜ?の問いかけが為されていく。
おそらく料理理論の入り口にあたるような本であると思うから、これだけで良いとは言えないと思うものの、気づくことも多く、面白い本だった。
気になったキーワード
・旨さは 旨さの量×味の特徴×風味×食感×温度
・味の特徴は 甘味、酸味、苦味、辛味、渋味
・温度が味の特徴に影響する
・うまみの種類と重ね合わせ
グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸、コハク酸
・おいしく感じる塩分濃度は0.7~0.9%
・どこをどの温度にしたいかを意識する。
・料理は理想とする味を決める、どこで「旨味」を出すか考える、調理法を考える。 で考える。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2025年2月15日
- 読了日 : 2025年2月15日
- 本棚登録日 : 2025年2月15日
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