ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

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本棚登録 : 5832
レビュー : 611
制作 : 池村 千秋 
tomoyookumuraさん  未設定  読み終わった 

「SNSの自己紹介に、ブランド品などの名詞ばかりが並んでいる」
「会社にいれば、会社が「あなた」の能力を証明し、仕事を記録し、あわよくば将来の道筋まで考えてくれる。「見えない存在」になる心配がない」
とあるように、これまでは「消費」「会社への所属」が自己を規定していた。
しかし、消費社会は限界を露呈しつつあり、会社への所属も不安定なものとなっている。

今後は、会社に所属するにしろ、自分自身で能力の証明・「見える化」・将来のキャリア設計をしなくてはいけない。
そのために、ITをはじめとしたテクノロジーの活用が不可欠。
ゼネラリストではなく、コアとなる専門を持ち、網目状の「会社」の一部ではなく、自らがクモの巣の中心になるようなネットワークを築いていかなくてはいけない。

「ポータブルスキル」が必要だなあとぼんやり思い始めた最近の考えが、ずいぶん整理された気がしました。
また、自己を規定するものが消費から経験に変わっていくという指摘もハッとさせられました。

最後のほうに、「選択肢はどんどん増えている。しかし、何かを選ぶことは何かを犠牲にすること。選ぶものだけではなく、犠牲にすることにも目を向けて、それでもやりたいことを選んでいくべきだ」というメッセージがあり、こういう本ではあまり見かけない書きぶりだなと思いました。

高齢化社会と医療の進歩で、仕事人生は50年にもなるだろう、と予言されています。
私はまだ3年、残り47年。
どんな仕事ができるか、ワクワクだ!

レビュー投稿日
2012年12月31日
読了日
2012年12月31日
本棚登録日
2012年12月31日
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