What Money Can't Buy: The Moral Limits of Markets

著者 :
  • Allen Lane (2012年4月26日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 1
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野球選手のサイン、刑務所のアップグレード、生命保険金の死亡前の現金化のような昔は存在しなかった行為や経済的価値で語られていなかったものが、現在市場化された例を多く取り上げ、それに対する是非を提起している。

その判断基準としては、不平等な強制と価値の腐敗の2点である。前者は自由意志に基づけば多くの行為は市場化葉その人の自由にしていいと考えられるが、実際は極度の貧困や時間的制約により強者に弱者が搾取される構造になる場合がある。ここでの例:血液の提供が、ボランティアから買い取りにかわった際提供者が貧困層に変わった。
後者は、市場化することでその行為やものの持っている意味が変わってしまうことである。この本での例:保育園の受け取り遅延に罰金を科したところ、むしろ遅延が増えた。

英語はシンプルで読みやすかった。が、200ページ強で5時間、日本語の3倍程度の時間がかかった。まとめれば上記のように短い内容だが、例が多い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経済
感想投稿日 : 2012年8月26日
読了日 : 2012年8月26日
本棚登録日 : 2012年8月26日

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