市川崑のタイポグラフィ 「犬神家の一族」の明朝体研究

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本棚登録 : 153
レビュー : 8
著者 :
は。さん Culture&Science   読み終わった 

ヱヴァをはじめ後世に多大な影響を与えた、市川崑監督の「極太明朝体&L字型レイアウト」について、タイポグラフィの観点からおった著作。
活字の成り立ち、デジタル化(の際、写植は乗り遅れて伝統の活字体が一時不足した)などの周辺知識、市川崑の他作品にもふれていて、実にマニアックで楽しい。
そもそも「金田一耕助の冒険」の文庫版タイトルでL字型配置が使われていたことがあるとか(文庫本は小さい&帯をかける中で少しでもイラストのスペースを大きくするための工夫)、犬神家の一族とそれ以降の金田一シリーズでは採用されている活字体が違うとか、「三木のり平」のクレジットは漢字部分と「のり」で活字が違うとか(通常の文章では漢字が仮名より強調されるバランスになっているため、人名の場合は平仮名を強くしたと思われる)。
ちなみに個人的に市川崑作品の中で好きなオープニングは「黒い十人の女」「東京オリンピック」そして「金田一シリーズ」である。

レビュー投稿日
2012年3月18日
読了日
2012年3月18日
本棚登録日
2012年1月29日
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