主人公に関わる、周囲の人たちの人生を見つめ、様々な出来事を体験し、自分らしさを見つける物語。主人公である「コリン」が一体、何者なのか? 何になりたいのかは、最後まで読み通してみないと分からないし、読んでも分からないかもしれない。冒頭にも書いたが、主人公の事に関してはあまり書かれておらず、周囲の人たちの事ばかりが書かれている。それが、この小説の重要な部分なのだろう。余談だが、森博嗣著の「クレィドゥ・ザ・スカイ」の引用小説が、本著であった。その理由が、この作品を読了して分かったような気がする。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年2月22日
- 読了日 : 2016年2月22日
- 本棚登録日 : 2016年2月22日
みんなの感想をみる