さまざまな雑誌やネット上の情報をうまく加工し、紹介しているところがいい。ここで紹介されているネット上の情報は、ほとんどが今でもアクセス可能。この本を読むなら、ネットにアクセスできる環境で読んだ方がより面白い。
直接的に9.11の話がどわーっと出るわけではないけれど、当時のアメリカのネット上の言論空間が、どうなっていたかが良くわかる。
何より面白いのは、オルタナティブでアメリカ内部の少数意見がネットにはたくさん出回っていたという点だろうか。
今の日本のネット言論空間はさてどうか? 日本の言論空間を著者のようにウオッチしている人はいるのだろうか?
そう考えながら読みました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ
- 感想投稿日 : 2011年11月30日
- 読了日 : 2011年11月28日
- 本棚登録日 : 2011年11月30日
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