第二段階レンズマン: SF (創元推理文庫 603-3)

  • 東京創元社 (1966年10月1日発売)
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感想 : 5
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キムが中心になって活躍するシリーズは本巻で大団円を迎える。今で言えば、これでグレー・レンズマン三部作とかになるんだろうなあ。
基本的にはキムの作戦はひとつしかなく、単純といえば単純なのだが、それが本巻で最も壮大に展開される。
非常に爽快で、わくわくどきどきしながら読み通せる。特にキムとガーレーンの対決には手に汗を握らせられる。
振り返れば、この時代のスペースオペラは太陽系を舞台にしたものの方が多い。エドモンド・ハミルトンの『キャプテン・フューチャー』ですら、基本的にはそうだ。しかるにE.E.スミスの場合は常に銀河系または銀河間レベルを舞台としていて、楽しさに目がくらみそうだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2017年3月19日
読了日 : 2017年3月18日
本棚登録日 : 2017年3月19日

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