一生使えるプレゼン上手の資料作成入門
著:岸 啓介
本書は、日ごろ、IT企業で、シニアコーポレートアーティストとして、各種資料のデザインをはじめ投資家向け決算資料や顧客向け提案資料、社内向け業務資料などさまざまな資料作成についてのアドバイスを行ったり、そのポイントをマニュアルにまとめたりする仕事を行っている著者に寄せられる資料作成についての悩みや質問をメインに、実際によくあるものをビフォー・アフター形式で簡単にまとめられている。
どんな資料でも「伝わる資料に改善できる」を基に以下の6章により構成されている。
①一発OKがもらえる資料とはどういうものか
②資料の「説得力」が高まる構成の基本
③言いたいことが伝わるスライドの基本
④OKを引き出す グラフとビジュアルの効果的な使い方
⑤効率よく資料の見た目を整えるテクニック
⑥資料作成のプラスワンテクニック
パワポの資料づくりにおける、多くの悩みをビフォーアフターを提示していただくことで即見える化・と改善を叶えてくれる。そういえば前作成した資料そうなのかも・・・。と距離を置き、客観的な視点を得ることで次につながる気づきを提供してくれる。
資料の作成の先には、聞き手がおり、聞き手への付加価値提供等、何が言いたいかではなく、相手のメリットを伝える大切さなどが、気持ちを整えるだけではなく、デザインを整えることとの両面でより深く広く相手に伝えることが出来る。
木を見て森を見ずというようにスキルから目を背けるでなく、バランスよく身に付けることで、柔軟な相手視点での貢献を継続したい。
- 感想投稿日 : 2025年2月2日
- 読了日 : 2025年2月2日
- 本棚登録日 : 2025年2月2日
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