著者は、公益財団法人日本生産性本部主席経営コンサルタント。現在は、「人と組織の魅力発見」をテーマに、各社のビジネスモデルに合わせた次世代幹部養成、社内活性化・革新プロジェクトの支援、ファシリテーター養成、エグゼクティブコーチング等、実践的なコンサルティング&研修を実施。
著書に「感動の会議」「対話で学ぶ経営品質」がある。
私たちは、だれも「教え方」を本格的に学んでいない。
どのようにしたら、大人のやる気を引き出し、自発的に学び行動してもらえるようになるのだろうと、20年以上にわたって悩み続けていた著書。
その答えとして「お客さん」にせず「参加者」にさせろである。
実践から生まれた「教える技術」について大きく以下の3つに分けて紹介している。
①最高の場を用意しようー教え上手のレシピを活用する
②興味をひきつけようー通販のノウハウに学べ
③相手に答えもらおうー良い質問が人を動かす
教えることは難しい。
教えることを生業としている著者でさえ、その難しさについて20年以上も苦悩し続けていた。そんな悩みの果てに導き出した答えが体系的に学べるのが本書。
当たり前が多く書かれているもののその当たり前がやはり教えるという点では大切であり、色々な当たり前もしっかりとしたロジックと理由があってそれぞれがつながりを見せ素晴らしい知識となる。
教えることは自分も成長することにつながる。
難しいからこそ、その先には自分の成長以外にも周りの成長がある。それに立ち会えるのも嬉しいことである。
その前にまずは自分が教えることをしっかりとインプットすることも忘れてはいけない。
- 感想投稿日 : 2014年3月24日
- 読了日 : 2014年3月24日
- 本棚登録日 : 2014年3月24日
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