人を動かす人柄力が3倍になるインバスケット思考

著者 :
  • WAVE出版 (2012年2月16日発売)
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著者は㈱インバスケット研究所 代表取締役インバスケット・コンサルタント 会社員時代に昇格試験時にインバスケットに出合い、トレーニングと研究を開始し、その経験を活かし、㈱インバスケット研究所を設立。

人を動かすには大きく分けて2つの方法がある。
「人や力によって動かす」
「自分の考えを伝えて動かす」
他人が自分の考えに基づいて、自発的に行うためには、人間性、つまり人柄の力が必要である。

インバスケット思考が高い=仕事が出来るではなく、そのバランスによってアウトプットは変わるのである。
本書の構成は以下の5章から成っている。
①人柄力とは何か
②人柄力を身につけるメリット
③実践 人柄力インバスケット
④積み重ねが人柄力を高める
⑤人柄力をさらに高めるには

インバスケット思考について連読。
仕事力はインバスケット思考・人柄力から構成されていると言っても過言ではない。しかし、どちらかが秀でていれば良いというものではなく、絶妙のバランスでそれを備えなければ効力は発揮せず、足し算ではなく掛け算で表される能力のように感じた。

どちらも成長させるには時間がかかる。
しかし、どちらもとても大切である。本書においては人柄力の身につけ方について重点的に書かれている。
色々な言い訳をつけて人柄力についてそこまで出来ないと言ってしまう自分はまだまだ人柄力について勉強そしてその分野について能力を伸ばす必要があるように感じた。

人柄力は余裕でもあり自信の表れでもある。
一朝一夕で身につけることが出来るものでもなく、その能力があがったと評価してくれるのは自分ではなく周りである。

仕事・生活は自分一人だけで行うものではない。
他人あっての自分ということを忘れずに過ごしたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思考法
感想投稿日 : 2014年4月16日
読了日 : 2014年4月16日
本棚登録日 : 2014年4月16日

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