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メリットの法則 行動分析学・実践編 (集英社新書)
- 奥田健次
- 集英社 / 2012年11月16日発売
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行動分析学とはどういうものかが、わかりやすく示されている。
行動の後に何が生じたかで分析するという見方には納得。
誤学習と同じ考え方か。
2025年2月7日
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外天楼 (講談社文庫)
- 石黒正数
- 講談社 / 2015年4月15日発売
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2025年2月3日
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殺した夫が帰ってきました (小学館文庫)
- 桜井美奈
- 小学館 / 2021年4月6日発売
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あらすじはタイトル通り。
先の読めない展開が魅力的。
2025年1月27日
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恋文の技術 新版 (ポプラ文庫 日本文学 503)
- 森見登美彦
- ポプラ社 / 2024年11月6日発売
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書簡体小説。
クサレ大学生の視点でもって、相手によって微妙に変わる態度が楽しい。
あえて相手の返信を載せない面白さがある。
2025年1月26日
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変な絵 (双葉文庫)
- 雨穴
- 双葉社 / 2025年1月15日発売
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絵自体はそれほど魅力的ではないし、解釈にもこじつけ感が強いのだが、物語の語り方はとても上手い。
後々語られていく真相の伏線が至る所に張り巡らされており、それがつながる快感は結構感じられる。
ラストをどう感じるかは読み手次第。
2025年1月19日
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宵山万華鏡 (集英社文庫)
- 森見登美彦
- 集英社 / 2012年6月26日発売
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「宵山姉妹」
「宵山金魚」
「宵山劇場」
「宵山回廊」
「宵山迷宮」
「宵山万華鏡」
幻想的な世界観があまりはまらなかった。
2025年1月18日
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あなたも名探偵 (創元推理文庫)
- アンソロジー
- 東京創元社 / 2025年1月10日発売
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「赤鉛筆は要らない」市川憂人
〈マリア&漣〉シリーズ『ボーンヤードは語らない』に収録。
既読。
「伯林あげぱんの謎」米澤穂信★★★
〈小市民〉シリーズ『巴里マカロンの謎』に収録。
ラストがいい感じ。
「アリバイのある容疑者たち」東川篤哉★★★
シリーズではないが、AI探偵などとしてシリーズ化しそう。
設定は非常にわかりやすいが、その真相はどうなのか?
「紅葉の錦」麻耶雄嵩★★★
〈木更津悠也〉シリーズ。
意外な展開だが論理はしっかり。
「心理的瑕疵あり」法月綸太郎★★★★
〈法月綸太郎〉シリーズ。
期待以上。オチも◎。
「尻の青い死体」白井智之★★★
いつもの感じは控えめ。
割と読みやすい。
2025年1月15日
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バスカヴィル館の殺人 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 高野結史
- 宝島社 / 2025年1月8日発売
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探偵遊戯シリーズ第2弾。
前作とのつながりが多いので、前作は必読。
今回もメインパートである凛子の謎解きと、サブパートの運営側(袋小路)のバタバタのバランスがちょうどいい。
前作よりコメディ感が弱くシリアスが強い気もするが、それでもシリーズとしては十分。
できれば第3弾も期待したい。
2025年1月11日
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ペッパーズ・ゴースト (朝日文庫)
- 伊坂幸太郎
- 朝日新聞出版 / 2024年12月6日発売
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変な超能力、猫、ウィットに富んだ会話、野球など伊坂ワールドの得意分野を全部詰め合わせたような作品。
若干不思議な世界観ではあるが、比較的読みやすいし、面白い。
2025年1月7日
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焼けた釘を刺す (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- くわがきあゆ
- 宝島社 / 2024年10月3日発売
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ミスリードやどんでん返しが結構豊富。
サイコパス×金田一少年といった印象。
2024年12月19日
大きな物語の中に細かな怪談がいくつか含まれるので、少しずつしか読まないと話がわからなくなる。
一気読みならよいのかもしれない。
2024年12月15日
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新NHKにようこそ! (角川文庫)
- 滝本竜彦
- KADOKAWA / 2024年10月25日発売
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続編ではなくリメイク。
あの頃の懐かしさを感じながら読める。
2024年11月9日
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スワン (角川文庫)
- 呉勝浩
- KADOKAWA / 2022年7月21日発売
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ショッピングモール「スワン」での無差別銃撃事件。
大量殺人が描かれる冒頭70ページは、苦手な人にとってはただただ苦痛だろう。
ただしそこさえ乗り切れば、先の読めない展開に読むのをやめられなくなる面白さ。
ラストは個人的にはもう少しすっきりさせてほしかったが、十分楽しめる。
2024年11月4日
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天鬼越 蓮丈那智フィールドファイル V (角川文庫)
- 北森鴻
- KADOKAWA / 2024年10月25日発売
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「鬼無里」
「奇偶論」
「祀人形」
「補堕落」
「天鬼越」
「偽蜃絵」
シリーズ第5弾。
題材は面白そうなのだが、話はそこまでではなかった。
2024年11月2日
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爆弾 (講談社文庫)
- 呉勝浩
- 講談社 / 2024年7月12日発売
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この世の汚さや醜さを集めたようなスズキタゴサク。
彼への罰を願う気持ちで、早く結末が知りたいと思える。
正直あまり頭脳戦といった感じはないが、読んでいて面白い作品。
2024年10月20日
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永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)
- 中島らも
- 文藝春秋 / 1997年9月10日発売
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雰囲気を楽しめる。
話としてはそこまで盛り上がりはない。
2024年10月16日
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10万人以上を指導した中学受験塾SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること
- 佐藤智
- ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2023年2月17日発売
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勉強しなさいというのではなく、勉強したくなる環境を整えたり、子供と共に学んだりすることの大切さがよくわかる。
どの教科でも比較的同じようなことが繰り返し言われているので、内容としては決して難しくない。
実践は難しいのかもしれないが。
2024年10月14日
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自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る
- 島村華子
- ディスカヴァー・トゥエンティワン / 2020年4月17日発売
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ほめ方や叱り方の参考に。
忙しさに感けて、おざなりほめにならないよう気を付けたいものだ。
2024年10月13日
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廃遊園地の殺人 (実業之日本社文庫)
- 斜線堂有紀
- 実業之日本社 / 2024年10月4日発売
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文庫化にあたり大きく改稿されたそうで、元々を知らないけれど登場人物の名前はとてもわかりやすい。
一方、廃墟好きの主人公からその他の登場人物まで、キャラクターが少しわかりにくく、それほど没入できなかった。
2024年10月7日
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無理難題が多すぎる (文春文庫)
- 土屋賢二
- 文藝春秋 / 2016年9月2日発売
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言葉遊びと自虐がメインの、ユーモアあふれる作品。
偏屈で小心者な老人をイメージすると結構笑える。
少しだけ森見登美彦と似たものを感じた。
2024年9月22日
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うたうおばけ (講談社文庫)
- くどうれいん
- 講談社 / 2023年10月13日発売
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エッセイは他人の人生にお邪魔している気分になる。
最初は世界になじめず戸惑うのだけれど、だんだんとそれが心地よくなってくる。
実話か物語かよくわからないくどうれいんワールドだけれど、ずっと浸っていたくなる。
2024年9月21日
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終着駅殺人事件 ミリオンセラー・シリーズ (光文社文庫)
- 西村京太郎
- 光文社 / 2009年10月8日発売
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1980年の作品だけあって、トリックはあってないようなもの。
最近の作品でミステリと銘打ってこのトリックを出したら、ミステリ好きからは見向きもされないだろう。
しかし、昔懐かしの世界観と読みやすさは、今の作品にはない良さがある。
寝台列車のある時代の世界観はもちろん言うまでもないが、読みやすさでいえば、オーソドックスな時間経過や平等なページ配分が非常に心地よい。
最近では、時間軸をあちこち飛ばして読者を混乱させる作品もままあるが、この作品は前の章で呈された疑問が、次の章ですぐに解決されていく。無駄に時間を空けないのである。
また、不必要な部分にページを割いたかと思えば、肝心な部分をさらっと流すせいで、印象に残らない設定を真相でどや顔で使う作品があるのに比べ、
本作はどの部分も平等に描かれており、テンポが崩れず読みやすいのだ。
筆者は手書きで作品を仕上げていたという通り、手書きならではの配分やテンポのよさが味わえる。
東北のにおいよりも、昭和のにおいが感じられる良作だった。
2024年9月15日
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世界でいちばんやさしい 教養の教科書[人文・社会の教養]
- 児玉克順
- Gakken / 2023年2月24日発売
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幅広い分野を網羅しているだけあって、説明が非常に簡単。
確かに”やさしい”がこの本だけで分かろうとするのは厳しい。
あくまで、一度学習済みの思い出しや、流れの整理に図鑑的に見たいというなら良さそうではある。
2024年9月14日
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法廷遊戯 (講談社文庫)
- 五十嵐律人
- 講談社 / 2023年4月14日発売
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全体的に映像化しやすそうな設定やキャラクター。
ストーリーも法律家ならではの、裁判の仕組みを生かした展開がよかった。
一方で、無辜ゲームはリアリティの無さに冷める。
いくらなんでも窃盗や脅迫など、普通に事件になるレベルのものに対して、勝手に裁判を開き、同級生に罰を命じられて全員が従うなどという都合のいい展開があるわけがない。
ストーリー的に、無辜ゲームが終盤まで関わってくるだけに、残念。
2024年9月14日