「まだ読んだこともない作家が死んだ」。メキシコの大学院に通う真楠は、新聞での訃報を読み、自分の恋人にあてた手紙として小説を書く。咲き乱れるブーゲンビリア、ベラクルスの熱風、グァバの匂い、ハチドリの愉悦…。原色のメキシコを舞台に、中上健次、ガルシア・マルケスへのオマージュのもとくりひろげられる陶酔世界。ラテンアメリカの濃厚な香りが漂う異色作。
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カテゴリ:
アメリカ/カナダ/メキシコ
- 感想投稿日 : 2011年11月30日
- 本棚登録日 : 2011年11月30日
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