政治学の入門書ということで分量は多くはなかったが、「アメリカ」「暴力」「主権」「憲法」「戦後民主主義」「歴史認識」「東北アジア」という著者が選択した7つのキーワードから話題が展開しており、非常に興味深いものであった。
ホッブズ・ルソー・カント等の過去の偉大な思想家から、ブッシュ・小泉など近年の政治家までカバーしており、ところどころ知らない学者や思想がでてくるため、理解に時間がかかったが、問題点・議論はブレることなくわかりやすかった。
ただ、著者のアジア共同体構想は興味深いものではあったが、手放しに賛成することは難しいと感じた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2011年12月5日
- 読了日 : 2007年9月6日
- 本棚登録日 : 2011年12月2日
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