座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)

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本棚登録 : 1032
レビュー : 137
著者 :
はっしーさん 新書   読み終わった 

ゲーテの格言と思われるフレーズ著者が選んで、具体例を用いながら自身の解釈を提示した本。

タイトルからはゲーテの紹介のような印象を受けたが、読んでみるとゲーテの言葉を借用しながら現代社会の風潮の薄っぺらい点を批判しており、「なるほど」と感心させられるところが多々あった。

中でも、古典軽視の風潮への批判は的射ており納得させられた。

スタンダードなものとして国語の教科書で扱っていた漱石・鴎外などが消えていくのと反対に、すぐに取って代わられるような流行の作家を用いることによって、かつては世代を超えて普遍的に共有された価値観が消失し、本質から学ぶという機会が失われることに対して著者が警鐘を鳴らしているところは必読である。

古典の効用とその価値を再認識させられたと同時に、これからでもまだまだ遅くはないから古典を読んでみようという意欲が湧いてきた。


自分のモチベーションをコントロールするのにもいい一冊かもしれない。

レビュー投稿日
2011年12月6日
読了日
2009年5月19日
本棚登録日
2011年12月2日
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