慶應本科と折口信夫 いとま申して 2

  • 文藝春秋 (2014年11月22日発売)
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感想 : 10
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『いとま申して』三部作の二冊目である本書。
著者の父が遺した日記の文章の多くを取り込んだこの「小説」は、父、宮本演彦(のぶひこ)との合作だと、北村薫さんは言う。
戦前の慶應義塾に学ぶ若者たちの暮らしぶり、金銭感覚や暑さ寒さの身体感覚などがリアルに感じられて面白い。
ほんのすこし前の時代のことなのに、人の生活「当たり前」の感覚は随分変わったのだなぁと思い知らされる。完結編が楽しみだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年8月2日
読了日 : 2016年8月2日
本棚登録日 : 2016年8月2日

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