氷菓 (角川文庫)

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本棚登録 : 13119
レビュー : 1687
著者 :
制作 : 上杉 久代  清水 厚 
とし長さん ミステリー・サスペンス   読み終わった 

 姉の命令で高校の古典部に入部することになった奉太郎が、古典部の仲間とともにさまざまな日常の謎に挑むミステリー

 奉太郎の持って回った一人語りが、ある意味とてもラノベらしいなあ、と思いました。なんとなく『涼宮ハルヒ』のキョンを思い出させます。(出版は氷菓の方が先みたいですが)

 古典部それぞれのキャラ付けが分かりやすかったので、読みやすく楽しめました。

 ミステリとしても、毎週なぜか借り出される本の謎や、古典部の文集のバックナンバーの行方など日常の謎らしいささやかな謎から、33年前の古典部の文集に秘められた真実などバリエーション豊かです。

 特に結末でわかる文集の謎の回答は、少しだけほろ苦さや痛切さを感じさせる真相でライトノベルの賞を受賞した作品ながら、その辺の味わいを残しているのはとても米澤さんらしいなあ、と思いました。

第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞

レビュー投稿日
2014年6月28日
読了日
2014年6月26日
本棚登録日
2014年6月24日
3
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