妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)

3.38
  • (8)
  • (27)
  • (43)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 252
レビュー : 38
著者 :
とし長さん ホラー・怪奇・幻想・パニック   読み終わった 

『獣船・魚船』に収録された短編「真朱の街」のその後を描いた連作短編。

 続編ものとなっていますが、邦夫がなぜこの街にやってきて百目の助手を務めるようになったかは、これだけ読んでも分かるように書かれています。

 妖怪が多数登場する作品で、SF作品の多い上田さんの作品群の中ではちょっと異色な感じもありますが、作品から浮かんでくる問いかけ、というものは共通しているものも多いと思います。

 序盤の短編は近未来の設定なのに、SF要素が少なくてちょっと寂しかったのですが、四話目の「炎風」は妖怪、人間、ヒューマノイドが登場しこの世界観でしか描けないような物語になっていて面白かったです。

 そして本のタイトルにも〈1〉とあるように、今後この妖怪と人間が共存する未来世界に大きなことが起こることを示唆され物語は閉じました。こういう世界観の作品は唯一無二だと思うので次巻が楽しみです。

レビュー投稿日
2014年7月19日
読了日
2014年7月16日
本棚登録日
2014年7月14日
1
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社...』のレビューをもっとみる

『妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。

『妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)』にとし長さんがつけたタグ

いいね!してくれた人

ツイートする