パウルカレルの作品が頓挫しているので、焦土作戦の続きとして読むと、なかなか説得力がある。ソ連高官の愛人としての女子通信兵、味方を血祭りにあげるSS. NKVD。ドイツ領内の豊かさに驚くソ連兵。略奪、強姦。高官の体たらく。どうしようもない閉塞感。味方を殺す野戦憲兵。先進的ツオッセンの OKH秘密基地の世界中の国防軍部隊を結ぶ電話交換機。
本書とは、直接関係ないが、レイプや慰安婦的な事は、橋下徹知事が言うように他地域〈本書)でも起こっている。ただ、それを理由に正当化するのはどうか。止むを得ないというのは、乱暴過ぎであろう。その考えからは、反省が生まれない。今後、このような事態を招かぬようにする事こそが大切であろう。その為の方策をうつのが政治家であろう。
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- 感想投稿日 : 2014年5月11日
- 読了日 : 2014年5月18日
- 本棚登録日 : 2014年5月11日
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