勝負の分かれ目(下) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2002年1月24日発売)
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本棚登録 : 27
感想 : 3
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上巻にもまして激流の下巻でした。上下ともに圧巻。下巻の縦糸と横糸は日経新聞とブルームバーグか。上巻の時事通信社とロイターも絡んでいきます。金融情報がマネーを生み出す時代に突入、メディアは取材報道という第三者的存在と市場の重要なステイクホルダーという立場の狭間で煩悶します。そもそもは新聞という社会のインフラのような公器が、利益追求を使命とする私企業である、という存在の持って生まれた難しさなのかな、と思いました。ちょっと本書からは外れるけど、今回のコロナ禍で新自由主義的経済への疑念を多くの識者が語っていますが、ニューノーマル時代の新聞の役割も大きく検討されるべき、なのかな…なかなか読了後、感想が書けなかったのですが、ニューヨークタイムズの新しいCEOが49歳広告出身の女性というニュースに接し、それぐらいの変革が「勝負の分かれ目」と「2050年のメディア」を繋ぐのかな、と感じ、先延ばしにはできないかな、と。そう、やっぱり、新聞っておじさんくさいんですよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年9月14日
読了日 : 2020年7月7日
本棚登録日 : 2019年11月4日

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