昭和45年11月25日―三島由紀夫自決、日本が受けた衝撃 (幻冬舎新書)

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本棚登録 : 158
レビュー : 33
著者 :
tosyokan175さん  未設定  読み終わった 

死後40年に蘇る昭和45年11月25日。120人以上の、どこで、なにをしていて、どう感じたか、を時系列で再現することで「日本で一番夕刊が売れた日」を体感できます。本人の言葉とか新しい事実とか再評価とか次元の違う記述がないことで自分にとっての三島事件を考えざるを得ない構成です。一瞬で砕け散ったガラスの破片が当時のすべての日本人の心にそれぞれに突き刺さっているのは、そして今もチクチクさせ続けているのは、この事件が思想の事件とか制度の事件ではなくて個人の肉体の事件だったからだと思いました。首の上と下が別々になった肉体の物語を、われわれはその後、消費し続け、そしてまったく消化できずにいます。この事件は、われわれのアタマとカラダをも別々にしてしまったのかもしれません。

レビュー投稿日
2012年1月18日
読了日
2012年1月17日
本棚登録日
2012年1月14日
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