「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考

著者 :
  • ダイヤモンド社 (2020年2月19日発売)
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感想 : 152
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読んでよかった。アート作品なんて見方が分からないし、そういうのが好きな人たちが好きな人同士で集って評価してたらいいだろうぐらいに思ってた。

綺麗に模写しているもの=アートだった時代から、写真が登場し、アートの意味が問われ始め、アーティストたちはアートにしかできないことを探求した。ブリオボックスで何がアートで何がアートでないかという垣根が壊された。それを問うこと自体がアートだ。この文章もこの本を読んでいない方にはなかなか伝わらないと思う。

答えのない時代に「自分なりのものの見方、捉え方を考え、それを探求し続けること」、自分の意見を持つことは大切だと思った。疑問を持つこと、それをアウトプットし自分以外の誰かに投げかけること、それ自体がアートである。だからこそ作品の制作活動だけでなく、その人の言葉、行動、仕事の仕方、コミュニケーションの捉え方までがアートになるんじゃないかと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年11月15日
読了日 : 2022年11月15日
本棚登録日 : 2022年11月15日

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