運命の法則: 「好運の女神」と付き合うための15章

著者 :
  • 飛鳥新社 (2004年11月1日発売)
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感想 : 21
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ソニーでアイボ開発に関わった経験から、創造的な燃える集団になるには、チクセントミハイが提唱した「フロー理論」から運命の法則があることに気づき、好運の女神を引き寄せることができることを唱えた本。

外発的報酬ではなく、内発的報酬が人を一番動機付け、創造性につながるという考え方には、賛同。

現在は、天外伺朗という名前で、燃える集団創りを伝承されているが、しかし。
ソニーを救う?ことはできないでいる?ことを思うと、やはり「仕込める」ものではなく、「生み出されてしまう」ものなのかもしれない。

企業の風土改革や企業価値伝承を提唱する研修会社やコンサルティング会社があとをたたないのも、「生み出すこと」が永遠のテーマであり、存続の要件であるからであろう。

私が思うにきっと。
その答えは、そこにいる社員にしか見つけられないのだ。
そして過去の事例の中にではなく、今、起きていることや現場にしか、その種はないのだと、最近本当に痛感している。

考え方や理論は、最もであり、大好きなので星4つ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 創造性
感想投稿日 : 2011年11月18日
読了日 : 2011年11月18日
本棚登録日 : 2011年11月18日

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