ひさしぶりに 大沢在昌の本を読んだ。
新装版になっているのだが、1983年の作品。
じつに 30年前の作品。古さを所々感じるが、まずまず。
どうやって人を殺すのかということで、銃やライフルの話は
よくわからないが、おもしろかった。
結局は戦車のライフルを使うということだった。
国家の命令で 人を殺すという使命を帯びていた 加瀬。
加瀬は、そのようなシゴトをもうしないと決めていたが
元ヨメの三津子が、加瀬に依頼をする。
それが、出雲集団の会長 出雲だった。
出雲のムスコが殺されたことによる 復讐だった。
その復讐を加瀬に依頼したのだが、
加瀬の中で 徐々に こころが 変化していく。
始めは、断っていたが、みえない敵にたいして
変化していくのだが、しかし、最後は あまりにもあっけない。
そこにいたるまでの過程が おもしろかった。
大沢在昌らしい 雰囲気がただよっていた。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー/ハードボイルド
- 感想投稿日 : 2017年2月21日
- 読了日 : 2017年2月21日
- 本棚登録日 : 2017年2月21日
みんなの感想をみる