標的はひとり 新装版 (1) (角川文庫)

  • KADOKAWA (2016年9月24日発売)
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感想 : 9
3

ひさしぶりに 大沢在昌の本を読んだ。
新装版になっているのだが、1983年の作品。
じつに 30年前の作品。古さを所々感じるが、まずまず。
どうやって人を殺すのかということで、銃やライフルの話は
よくわからないが、おもしろかった。
結局は戦車のライフルを使うということだった。

国家の命令で 人を殺すという使命を帯びていた 加瀬。
加瀬は、そのようなシゴトをもうしないと決めていたが
元ヨメの三津子が、加瀬に依頼をする。
それが、出雲集団の会長 出雲だった。
出雲のムスコが殺されたことによる 復讐だった。
その復讐を加瀬に依頼したのだが、
加瀬の中で 徐々に こころが 変化していく。

始めは、断っていたが、みえない敵にたいして
変化していくのだが、しかし、最後は あまりにもあっけない。
そこにいたるまでの過程が おもしろかった。
大沢在昌らしい 雰囲気がただよっていた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー/ハードボイルド
感想投稿日 : 2017年2月21日
読了日 : 2017年2月21日
本棚登録日 : 2017年2月21日

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