千葉周作 下 (角川文庫 つ 4-15)

著者 :
  • KADOKAWA (1998年9月22日発売)
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感想 : 2
3

千葉周作を たんたんと 描く。
独立して 門下生を集めるために
様々な工夫をする。
起業家でも あったんですね。
千葉周作は。

「敵をただ討つと思うな身を守れ、自ずから洩る賤が家の月」

試合に際し 疑い、惑い、ためらい、おそれが 禁物である。156ページ

千葉周作は 剣の達人だけでなく
人を見抜き、そして、教える教師としての力量もあった。
度量が 大きいと言うか 懐も大きい。
宮田 に対する 対処の仕方が いいね。
脇坂伴次郎への 教育の仕方も 目的が鮮明である。
また、伴次郎が 強力な意志を持っている。
いい話だ。

千葉周作は 4人の息子に恵まれ
栄次郎と言う天才が うまれる。
しかし、いずれも 生きている時間が短く
時代が大きく変わって 北辰一刀流は 変化せざるをえなかった。

千葉周作の弟 定吉の息子 重太郎に 坂本龍馬は
師事した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史物
感想投稿日 : 2014年4月17日
読了日 : 2014年4月17日
本棚登録日 : 2014年4月17日

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