魔王 (講談社文庫)

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本棚登録 : 22664
レビュー : 1974
著者 :
touxiaさん ミステリー/ハードボイルド   読み終わった 

今の日本の閉塞状況を どう打ち破るのか?

ということを 目標に 物語を つくろうとする。
青春の息吹みたいなものを感じた。
伊坂幸太郎の意気込みをかいたい。

安藤は 不思議な能力に 気がつく。
自分の思っていることを ヒトに言わせる能力だ。
安藤は それを 腹話術 と呼ぶ。

言わせることができるのは
ワンセンテンス・・・。
それだけでは 世界を変えることができない。

しかし 世界を変えたいと思う 志 がある。
そして いつも 唱えるのだ
『もっと考えろ』と・・・

無関心に ヒトの心が奪われている時に
考えようとする 意思は 尊い。
その尊さの中で
自らの命を ちぢめていく。

ファシズム の台頭を おそれる。
そして 降ってわいたような 宮沢賢治 ブーム。

未来を語り 希望を語る 犬養。
政権を任せて うまくいかなければ 首をはねろ
という。

そこに ファシズムの匂いを見つける 安藤。
ムッソリーニ と結び付ける。

ヒトビトは 微妙に変化する。
その微妙さが みょうに リアルである。

戦争に行って 人を殺す理由は・・・
殺されないためではなく 命令されたから・・・
という 兵隊の言葉は 刺激的だ。
あらゆる言葉が 生き始める。

いきていたらこんなことがある
と達観する・・・
日本人と結婚した アンダーソン。
それは 安藤さん と名前が似ている。

伊坂幸太郎の ごろ合わせは・・・
さまざまなところにちりばめられる。

考察が 絞殺になる。
パソコンの変換 間違いを楽しんでいるように・・・
ほんとに 面白かった。

レビュー投稿日
2012年10月25日
読了日
2011年1月12日
本棚登録日
2012年10月25日
3
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