下町ロケット2 ガウディ計画

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  • 小学館 (2015年11月5日発売)
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ロケットのエンジンのキーである バルブシステム技術は
佃製作所の特許もあって、帝国重工のスターダスト計画のロケットに使われている。
そこに現れた NASAでの実績を持っていた椎名が サヤマ製作所の経営として辣腕をふるい、帝国重工のバルブシステムの共同開発を持ちかける。
椎名と佃の激しい技術的な戦いが始まる。
佃は、異物センサーによって、異物を発見しシュレッダーによって、バルブシステムの不具合がおこらないようにする技術を開発。このアイデアは、面白いなぁ。

一方で、医療機器販売の日本クラインから、人工心臓のバルブの試作品を作るように、依頼されたところから、新しいドラマが始まる。

大学における 教授とそのほかのヒエラルヒー。
トップと2流、3流の医学部の順列。
教授に逆らえば、雑誌への投稿の審査にも響き、掲載されなくなる。
厚生労働省のPMDA 医薬品医療機器総合機構による審査の独善性。
ここで通らなければ、認められない。
中小企業の弱小資本が保証できないと言われる。
それに審査に時間がかかり、デバイスラグが起こっている。

直接 死に至らしめるような 医療機器
(人工心臓、人工弁)は 
大手企業でも取り組まず
測定機器が基本であること。

中島という技術者の力量を見抜く。
そして、それがどれだけできるのかを見ながら
実際は、情報流出となって、取り繕えるが、
実際のブラックボックスは、多くある。
会社の内部の連携はとても重要である。
佃品質、佃プライドの勝利だね。

立花と加納コンビとなぜ人工弁を開発するのかという
原点が 極めて重要な支点となって 登場する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 航空産業
感想投稿日 : 2018年11月19日
読了日 : 2018年11月19日
本棚登録日 : 2018年11月19日

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