日本再興戦略 (NewsPicks Book)

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レビュー : 271
著者 :
touxiaさん しごと術/読書術   読み終わった 

いま話題の人 落合陽一。
YouTubeを見る中で、見つけた若い人である。
現代の『魔法つかい』ともいわれる。
そのあらゆる面においてのコミットメントする姿勢は、素晴らしい。
イマドキの若いものはなんて言ってられない。
こういう若者が、現れるのは、たのもしいことである。
筑波大学の教員であり、学長補佐。ベンチャー企業の経営者。
アーティストとして、芸術作品を生み出し、
テクノロジーとアートとプロダクトつくり。
実に、マルティプレイヤー。教育、研究、経営、アートに関わっている。
これからの『働き方』を予感させる その仕事の多様性。

『価値』が重要なキイワードであるが、「価値」の定義が不明である。
少なくとも、価値にも ダイバシティがあると思われる。
バリューダイバシティの時代。
落合陽一の3つの再興戦略
①経営者として、今までとは違うスタイルのイノベーション開発。
②メディアアーチストとしてクールジャパンの素地の正体をつかみ、
クリエイティブにする。
③大学はどうあるべきかを考えてグランドデザインをつくる。
ふーむ。戦略ではないよな。戦術方針みたいなものだと思うよ。

『賢い上にひらめきがある天才が必要だ』と自分の登場をほめている。
こういう押しの強さが必要なのだね。
東洋思想と言いながら、実にアメリカナイズされているのはおもしろい。
さすがに、落合信彦の息子だけある。

『変わりつづけることを変えず、作りつづけることをやめない。
東洋の自然観はデジタル時代に新たな自然を構築する。
バックグランドとビジョンを拡張し、世界に貢献する。』
と落合陽一は 宣言する。
いやはや。その意気込みが 必要なのだ。

主張は 大きく言って 3つ。
①欧米とは存在しない。ヨーロッパとアメリカは違う。
②日本人は、公平にこだわり、平等にこだわらない。
③ワークアズライフ。百姓の「多動力」がいる。
百姓とは、百の仕事をもっている。
タイムマネジメントから、ストレスマネジメントへ。

リーダーは、尖っている能力、足りないのは補ってもらえばいい。
意思決定と実務権限はわけられるべきだ。
後継者ではなく、後発を育てよ。
リーダーとは、愛されることなのだ。

ふーむ。おもしろい切れ味である。
文章は、頭の回転の速さに、ついていかない状態で
飛躍に飛躍を重ねるが、その八艘渡りに近い展開は
スリリングでもある。いやはや。おもしろい時代になったもんだ。
若者が 堂々としているのは、たのもしい。

レビュー投稿日
2018年3月23日
読了日
2018年3月23日
本棚登録日
2018年3月23日
3
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